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大河内賞贈賞

第72回(令和7年度)大河内賞候補業績推薦のお願い


 大河内記念会では、生産工学、生産技術、生産システムの研究開発並びに社会実装に関するわが国の業績で、学術の進歩に基づく産業・社会の発展に大きく貢献した個人、グループまたは事業体に対して毎年大河内賞を贈呈して表彰しております。候補業績は各方面からのご推薦に基づき、審査委員会で審査を行います。
つきましては本年度も大河内賞にふさわしい候補業績をご推薦いただきたく、募集をいたします。

 第72回大河内賞候補業績推薦のお願い(PDF)
 第72回大河内賞候補業績推薦書(MS word)

1.応募資格

最近において優れた業績をあげた個人または5名までのグループ1)あるいは事業体2)

注1)個人、グループの所属は、会社、研究所、大学等いずれでも結構です。
注2)事業体とは、会社、工場、研究所、事業部その他種々の研究開発実施形態を指し、規模の大小は問いません。

 

2.賞の種類

(1)個人または5名以内のグループを対象とする賞
賞の種類 対象となる業績 賞の内容
大河内記念技術賞 生産工学および生産技術上優れた独創的研究成果をあげ、学術の進歩に基づく産業・社会の発展に貢献した顕著な業績 賞状、副賞(メダル)、賞金(30万円/件)
大河内記念賞 大河内記念技術賞のうち、特に顕著な業績 賞状、副賞(メダル)、賞金(100万円/件)

 
(2)事業体を対象とする賞
賞の種類 対象となる業績 賞の内容
大河内記念生産特賞 生産技術、高度生産方式等の研究により得られた優れた発明または考案に基づく産業上の顕著な業績 賞状、副賞(大型賞牌)
大河内記念生産賞 大河内記念生産賞のうち特に顕著な業績 賞状、副賞(賞牌)

 
(3)対象となる業績

大河内賞は、大別して大河内記念技術賞と大河内記念生産賞の二賞があります。


■ 大河内記念賞、大河内記念技術賞(個人または5名以内のグループを対象とする賞) 個人または5 名以内のグループによってなされた独創的な研究開発の成果を事業化へと導いた業績で、かつ、事業体を通して広く社会実装するとともに、学会等への成果公開を通して当該学術分野の進歩に大きく寄与し、産業・社会の発展に個々人として貢献した業績を対象としています。

■ 大河内記念生産特賞、大河内記念生産賞(事業体を対象とする賞) 中核となる独創的な研究成果・技術の有無、学術的な貢献度によらず、生産技術や製造工程、高度生産方式等の多様な研究によって得られた優れた発明または考案を総合して顕著な生産実績をあげ、事業体として産業・社会の発展に貢献した業績を対象としています。

なお、萌芽的な業績やまだ十分な実績を伴わない業績は対象としておりません。また、実績への貢献度の把握が困難である業績についても対象となりませんので、ご注意ください。


 
(4)対象とする分野

 対象とする分野は、生産工学、生産技術、高度生産方式、生産システム等の「生産に関わる分野」としています。なお、近年のAI、IoT等のシステム技術の急速な発展に伴い、「生産に関わる分野」の捉え方も、これまでの製造技術に関わるハードウェア指向の関連分野から、システム、サービス等のソフトウェア指向の分野にまで、新たな広がりを見せており、これらの動向を踏まえた審査も行っています。受賞対象分野の最新の状況については、当記念会ウェブサイトの受賞業績一覧をご参照ください。


 

3.推薦者

 事業体、個人、また、自薦、他薦を問いません


 

4.推薦書等 [所定の様式をダウンロードしてお使いください]

  • (1) 概要

     業績の概要は、①研究開発の背景と目標、②経過、③内容と特徴(業績の独創性及び先行性、学問的優秀性、競合技術に対する優位性、経済的貢献度、社会的貢献度、技術内容の公開度、克服した課題及び将来性等)及び⑤その他の4項目については要点を簡潔に記述してください。また④成果には、販売数量、生産金額、市場占有率をご記入ください。なお、市場占有率については定義をお書きください。
  • (2) 付属説明書

     上記①~⑤について、項目毎の詳細内容を付属説明書として作成し、添付してください。個人または5名以内のグループを対象とする大河内記念技術賞の場合は、各研究者の業績への貢献内容を記述してください。また複数の事業体が関与している場合は、付属説明書において「分担」の項目をたて、分担範囲について記述してください。推薦書(所定の様式があります)は明朝体10ポイント(程度)、付属説明書(A4版とします)は明朝体11ポイント(程度)でパソコン、ワープロ等により作成し、PDF版をデータでご提出ください。(5.提出方法参照)
  • (3) 参考資料

     参考資料(学術論文、学術講演録、報告書及び特許等)は、全件を1データファイルに纏め、総合目次を付け、ページ番号を振ってください。数が多い場合は、精査の上、10件以内のものを選択して提出してください。

 第72回大河内賞候補業績推薦書(MS word)

 

5.提出方法

①必要事項記入済、押印前の「第72回(令和7年度)大河内賞受賞候補業績推薦書」のPDF1部をメール添付にて大河内記念会に送付、推薦書提出の登録をしてください。
メールのタイトルは、「【推薦登録】 第72回大河内賞(企業・団体名)」とします。


②大河内記念会より「受付No.」と、データ提出用クラウドストレージ(Box)の情報を、受賞候補者側連絡担当者様へ送付しますので、受領した受付No.をオリジナルの推薦書様式(Word)の「受付No.」欄に入力後、印刷。推薦者印を押印してください。
様式には、仮の受付No.として「0」が記載されていますが、これを変更してください。


③推薦書提出用Boxに推薦書(受付No.追記、押印済のもの)、付属説明書、総合目次、参考資料のPDFデータをアップロードの上、メールにて、大河内記念会に推薦書を提出した旨をご連絡ください。


④推薦元のセキュリティポリシー等によりクラウドストレージによるデータ共有が禁じられている場合、提出方法をメールにて大河内記念会事務局(kinenkai@okochi.or.jp)にご相談ください。


 

6.推薦締切日

 令和7(2025)年8月8日(金)16時必着とします。


 

7.審査

  1. 大河内賞審査委員会は、候補者に対して資料の追加請求、ヒアリングの実施、及び当該業績に係る製品の生産現場等の実地調査を行う場合があります。
  2. 審査中に業績題名及び候補者の変更を要請する場合があります。
  3. 審査の経過・内容等に関するお問合わせには原則として応じることはできません。
  4. 審査の過程で審査委員が得た情報は、審査委員会内のみで共有し、公開情報以外は、申請者のご了解をいただかない限り、外部には公開いたしません。
  5. 審査は、審査委員会で共有した情報と公開情報のみに基づいて行われます。審査委員会で共有できない情報は審査の対象となりません。

 

8.審査結果

 審査の最終結果については、令和8(2026)年2月中旬までに、推薦書記載の応募業績連絡担当者を通じて、文書等により推薦者、代表研究者及び代表事業体に審査の段階に応じ適宜通知します。


 

9.受賞の公表

 受賞者の発表は、令和8(2026)年2月中旬頃に当記念会ホームページに掲載するとともに新聞社等に受賞業績・受賞者等に関する資料を提供します。
 なお、受賞内容の公表に当たっては、受賞者の了解を得た内容で公開致します。


 

10.贈賞式

 令和8(2026)年3月24日(火)午後、日本工業倶楽部会館(東京・丸の内)での開催を予定しております。


 

※ 大河内賞の賞牌の制作者について

大河内賞の各賞の受賞者に贈呈される賞牌の原型の制作者は、大河内正敏博士と親交の厚かった彫刻家、朝倉文夫氏(1883年~1964年)である。
朝倉氏は、明治期の日本の近代芸術の大きな流れの中で、自然主義的写実主義を貫き、日本の近代彫刻の技法を確立し、彫塑界の最高峰といわれた人である。朝倉氏の数多くの彫刻作品は、朝倉彫塑館(東京・台東区谷中)に収蔵、展示されている。


 

11.推薦登録先

〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-21-10-1501 公益財団法人大河内記念会
TEL 03-3501-2856、 FAX 03-3501-2727
Email kinenkai@okochi.or.jp